What is telecentric lens?
テレセントリックレンズを使用するメリット
- 1
- 光軸方向の距離による倍率の数値変動が小さく、周辺が殆ど歪まないため高精度計測に向いています。
-
側面が見えてしまいます。
高さ方向に差が倍率の数値変動に現れます。
- 2
- 内部同軸照明を使用することができることから正反射照明の画像を得ることができます。
コンパクトな照明を使用することができます。
用語解説
テレセントリック光学系
主光線が光軸に平行な光学系を持つレンズ
物体側テレセントリック、像側テレセントリック、両側テレセントリック等の方式があります
同軸落射照明を使用するレンズでは物体側または両側テレセントリック光学系が有効です
物体に対して垂直に投光、受光するのに有利です
WD (Working Distance)
ワーキングディスタンス
作動距離
レンズの鏡筒先端から物体(被写体)までの距離
Cマウント
外径基準寸法: 25.4㎜
ねじピッチ: 0.794㎜(32山/1インチ)
フランジバック: 17.526㎜
有効F値(Fe)
物体(被写体)が有限距離にある光学系の明るさを表す数値
Fe=(1+M)F
F=1/(2×NA‘)
F: Fナンバー F number
M: 光学倍率 Magnification
NA‘: 像側開口数 Numerical Aperture
数値が小さいほど明るいレンズになります
Fナンバー
レンズの明るさを表す数値
F=f/D
f:レンズの焦点距離
D:レンズの有効径
数値が小さいほど明るいレンズになります
NA
開口数
物体側はNA、像側はNA‘であらわします
NA=n×sinθ 、NA'=n'×sinθ'
n、n‘ : 屈折率 (空気の場合n=1)
ディストーション(%)
歪曲収差
格子状の物体が曲線に結像する収差
プラス(+)の歪曲は糸巻き型になり、マイナス(-)の歪曲は樽型になります
TVディストーション(%)
理想の形状に対し、実際の長辺方向の曲がり具合を表します
解像力
resolving power
レンズがどれだけ細かいものを識別できるかを表す値
白黒の縞パターン等の1㎜あたりの本数を言います
白黒の縞を1ラインペアとして ラインペア(lp)/㎜で表します
分解能
2点の物体を識別できる最小の間隔を指します
NA(開口数)が大きいほど、分解能は良くなります
一般的に、分解能の目安として次の式が用いられます
分解能 Resolution
ε=0.61 x λ/NA
(レイリーの式 Rayleigh's expression)
λ: 使用波長(可視光の場合一般的にλ=0.55μmで計算します)
周辺光量
結像面での中心の明るさを100%としたときの周辺部の明るさの比をパーセント(%)で表します
光学倍率
レンズで出来る像と物体の大きさの比
倍率=
焦点距離
無限遠の光が入射したときの主点から焦点までの距離
フランジ バック
カメラマウントの取付面から像面までの距離
バックフォーカス
最後のレンズの頂点から像面までの距離
O/I
Object to image
物像間距離
物体から像面までのトータル光学全長
被写界深度
物体面が前後してもピントがぼけずに鮮明である(ように見える)範囲をいいます
像面側(カメラ素子側)の範囲は焦点深度といいます
具体的には像がどこまでボケを許容するかにより被写界深度は異なります
許容ボケ量は許容錯乱円といい、使用するカメラなどの条件により異なります
被写界深度 depth of field =
被写界深度 depth of field =
視野
レンズにカメラを取り付けたときに見える物体側の範囲
視野 Field of view (V) =
V: 撮像素子の垂直方向(Vertical)
H: 撮像素子の水平方向(Horizontal)